TETSUYA NIWA

丹羽 哲也

研磨部 / 平成16年入社

世界一の包丁作りに必要なのは
自分の耳と手の感覚を
最大限研ぎ澄ませることです。

入社のきっかけ、動機を教えてください

小さい頃、祖母の部屋に日本刀が飾ってあるのを見かけて以来ずっと刃物というものに興味がありました。結婚を機に刃物業界で働くことにしましたが、幼い頃からのそうした想いも影響しているかもしれません。

仕事の内容について教えてください

包丁の持つ部分を削る「研磨」と言われる工程を担当しています。
新作のサンプル(見本)作成なども主な仕事になります。

仕事の面白み、楽しさ、やりがいを教えてください

とても難易度が高い製品を仕上げた時には達成感を感じますね。また、見本を一から創るのも楽しいです。世界一の製品を創るには、自分の手と耳に全神経を集中させ「ここだ!」というところで手を止めなければなりません。止められずに削りすぎてしまうともう包丁として使い物になりません。非常に繊細な手しごとです。世界一の製品を仕上げるヒントは、自分の聞いた音と自分の手の感覚だけが頼りなのです。鋭敏な感覚と集中力が必要な仕事ですが、世界一の職人仕事をしていることにやりがいを感じています。

今後の目標を教えてください

10年後は、機械ばかりになっているかもしれません。そんな時代でも「これは職人技じゃないとできないな」と言われるほどの技術を持っていられる自分でいたいです。

入社を検討している方へのメッセージ

ものづくりが好きで、情熱のある方、そして何より「器用」な方をお待ちしています(笑)